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エイズ発症前にどうするかで人生は変わる!HIVの症状と薬について

エイズ(HIV)の症状

エイズとHIVは同じではなく、エイズとはHIVによって引き起こされる病気です。
HIVとは、人の免疫細胞に感染するウイルスです。感染した状態をHIV感染症といいます。

HIVに感染してからエイズを発症するまでは、次のように段階的に病気が進行していきます。

急性期

HIV感染初期は「急性期」と呼ばれています。
感染から2週間~4週間の間にHIVを急増し、免疫機能の重要な役割を担っているCD4陽性リンパ球という細胞に感染していきます。
その結果、体の免疫機能が低下し、風邪やインフルエンザに似た症状が出ます。

  • 発熱
  • のどの痛み
  • 倦怠感
  • 下痢
  • 筋肉痛

など
通常はその後数週間ほどでこのような症状は消え、次の「無症候期キャリア期」に入ります。

無症候性キャリア期

急性期の症状が治まったあと、何も症状が出ない「無症候性キャリア期」に入ります。
この期間は多くの場合数年~10年以上続きます。
期間には個人差があり、より長期間無症状の人もいれば、2年ほどの短い期間でエイズを発症する人もいます。
この間HIVは毎日100億個ペースで増殖し、CD4陽性リンパ球に感染、そして死滅させていきます。
症状が出ないため、検査しない限り自分では気づきません。
治療をしない限り、次第に免疫力は低下していくのです。

エイズ期

無症候性キャリア期に徐々に免疫機能が低下した結果、まず健康な人でも免疫力が低下しているときに現れる症状が出てきます。

  • 倦怠感
  • 体重減少
  • 下痢が続く
  • 強い疲労感
  • 帯状疱疹
  • めまい
  • 発疹
  • 口内炎
  • 発熱

など
その後これらとは別に、健康な状態であれば感染しない様々な病気を発症しやすくなります。
エイズの指標となる疾患は指定されており、23個あります。
その中の1つでも発症すると、エイズ発症したと診断されるのです。

エイズ(HIV)の感染ルート

HIVの感染経路は「性行為での感染」「血液を介した感染」「母子感染」の3つです。
HIVに感染すると、血液・精液・膣分泌液・母乳にHIVが分泌されます。
HIVを含んだこれらを粘膜や傷口に触れることで感染するため、この3つから感染するのです。

  • 性行為での感染

HIVの最も多い感染経路です。
通常のセックス(膣性交)やアナルセックス、オーラルセックス、また性器を擦り合わせるような行為でも感染の可能性があります。

  • 血液を介した感染

主に注射針による感染で、感染率が高いのはドラッグ依存者間の注射の回し打ちです。
その他輸血や医療事故などがありますが、現在日本で輸血による感染可能性はほぼありません。

  • 母子感染

妊婦が感染すると、次のいずれかによって母親から赤ちゃんに感染する可能性があります。

  • 出産の際の産道感染
  • 母乳による感染
  • 胎内感染

しかし母子感染率は適切な予防対策をすればより0.5%未満まで抑えることが可能です。

エイズ(HIV)の検査方法と費用

HIV検査を受けなければ、感染しているかどうかわかりません。
検査を受けるタイミングは、感染から1ヵ月以降でなければはっきりわからないことがあります。
感染から3ヵ月以降の結果では確実といえるでしょう。

HIV検査を受けるには次の選択肢があります。

  • 保健所

全国どこの保健所でも、基本的に匿名・無料で検査を受けることができます。
ただし、2020年6月時点では保健所では新型コロナウイルス感染症の対応のため、HIV検査ができない可能性があります。
検査前に自治体サイト等で確認することをおすすめします。

  • 病院

病院で検査を受ける場合、症状がなければ自費となり、費用は3000円~8000円ほどです。

  • 検査キット

通常保健所や病院で検査を受けることが多いですが、検査キットを使うこともできます。
購入し自宅に届く検査キットで自分で検査物を採取して送り、検査結果を待つ方法です。
費用は5000円ほどです。

エイズ(HIV)の治療薬

感染したHIVを完全に死滅させることは現在できません。
HIV(ウイルス)の増殖を防ぐ「抗HIV療法」というのがHIV感染症の治療法です。
抗HIV療法では複数の薬を併用して服用します。
ここでは通販で購入可能な2つのHIV治療薬をご紹介します。

ツルバダ(テノホビルジソプロキシルフマル・エムトリシタビン)

ツルバダは抗ウイルス薬の一種で、HIV-1感染症やB型肝炎の治療に用いられる薬です。
ウイルスの増殖を抑え、免疫力回復や病状回復が期待でき、そしてエイズ発症を遅らせます。
アメリカではHIVの予防薬としても用いられることがあります。

アメリカに本社を置くギリアド・サイエンシズ社が開発しました。
主成分はテノホビル ジソプロキシル・エムトリシタビンといいます。
ジェネリック医薬品は通販でも購入可能です。
お薬なびでは1箱30錠タイプが6750円で購入できます。

コンビビル(ジドブジン・ラミブジン)

コンビビルは抗HIV薬のひとつです。
ツルバダと同じく、HIVの増殖を抑えることで免疫力回復や病状回復、そしてエイズ発症を遅らせる薬です。
先発薬はHIV/エイズを専門に扱うヴィーブヘルスケア社が販売しています。
主成分はジドブジン・ラミブジンといい、ジェネリック医薬品があります。
通販でも購入できます。
お薬なびでは1箱30錠タイプが4300円で購入できます。

まとめ

HIVの感染経路の多くは性行為です。
予防はコンドームを正しく使うこと、不特定多数の相手と性行為を行わないことなど、一般的な性感染症予防と同じです。
正しい知識を身に着けておきましょう。

血液感染においては何があっても注射のまわし打ちは絶対に避ける、母子感染においては予防対策を怠らないよう、早期に対策することが大切です。

エイズは発症前の治療がとても重要です。
HIVに感染したら可能な限り早期に抗HIV療法を始めることが望ましいです。
早期にはじめ、薬を飲み続ければエイズを発症することなく、健康な人と同じくらいの寿命も期待できるのです。

HIVは予防と、感染した後の対応次第で人生を大きく左右するということを覚えておきましょう。