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ミノキシジルの効果や特徴は?塗り薬とタブレットの違いもご紹介

ミノキシジルとは

ミノキシジルはAGA(男性型脱毛症)の治療に使われる発毛剤の一種です。
血行の促進と毛母細胞(髪の毛を作り出す細胞)の活性化によって、増毛を促します。

元々は高血圧治療用の経口薬でしたが、副次的に増毛効果が認められたため、脱毛症の治療薬として使われるようになりました。
現在は頭皮に直接塗る外用薬と、口から服用する内服薬の2種類があります。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは主に2つの働きで発毛を促します。
・血行促進
・毛母細胞の活性化

■血行促進
ミノキシジルには血管を拡張させる効果があります。
毛組織血管を拡張することで、栄養素を頭皮に行き渡らせ、発毛を促します。

■毛母細胞の活性化
そもそも髪の毛は毛母細胞が増えることで新たに作られ、成長していきます。
ミノキシジルは、この毛母細胞の増殖を手助けすることで、増毛を促します。

ミノキシジルの特徴

ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類があります。
成分や効果はほとんど同じですが、使用方法やAGAへのアプローチの方法が変わります。

■外用薬
外用薬には液体タイプや、泡状のタイプなどがあります。
これらを直接頭皮に塗ることで発毛を促します。
ミノキシジルの配合量によって2%、5%、10%などの種類に分かれており、5%まではドラッグストアでも購入が可能です。
日本国内では大正製薬の「リアップ」が有名です。

■内服薬
外用薬とは異なり、内服薬は体内から血流にのってAGAを治療します。
そのため成分の浸透率が高く、外用薬よりも高い発毛効果を発揮します。
その分、副作用を引き起こすリスクも外用薬より高いため、日本国内では未だ承認されておりません。
入手するにはAGA治療専門クリニックで処方してもらうか、海外の通販(個人輸入)で取り寄せる必要があります。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルには外用薬と内服薬の2種類があり、副作用も異なります。

■外用薬の副作用
・頭皮のかゆみ、かぶれ

外用薬は頭皮に直接塗布することでAGAを治療します。
そのため外用薬に含まれる薬品成分によってアレルギー反応が起こり、かゆみやかぶれを訴える方もいます。
もし上記の症状が発生した場合には、ただちに使用をやめて、近くの病院にて受診しましょう。

■内服薬の副作用
・頭痛、めまい
・むくみ
・動悸、息切れ

◎頭痛、めまい
ミノキシジルを服用すると血管が拡張されて一気に血圧が下がります。
これが原因で頭痛、めまいを引き起こす恐れがあります。

◎むくみ
ミノキシジルの血管拡張効果で血中濃度が薄くなると、身体は血中濃度を元に戻すために血液から水分を排出します。
その排出された水分が溜まることで、むくみになることがあります。

◎動悸、息切れ
血管が拡張すると血流が良くなり、同時に心臓の動きが早くなります。
すると心臓の負担が増え、運動後のような動悸と息切れを引き起こす恐れがあります。

ミノキシジルの飲み方・使い方

ミノキシジルには外用薬(液体タイプ)、内服薬(錠剤タイプ)の2種類があります。
それぞれの飲み方・使い方は以下の通りです。

■外用薬の使い方
1.抜け毛の気になる部分の頭皮をマッサージして血行を良くする
2.その箇所に1ml、直接塗布する
3.4時間ほど自然乾燥させる

以上の過程を毎日、朝と夜に1回ずつ行ってください。

外用薬にも種類があり、ミノキシジルの配合量によって1%~16%まで幅広く分かれています。
女性は2%で十分効果があるとされています。

■内服薬の飲み方
基本的には1日1錠、毎日欠かさず飲んでください。
注意すべき点は、成分の含有量によって2.5mg錠、5mg錠、10mg錠などの種類に分かれていることです。
1日の服用上限は10mgまでとされていますが、体調や既往歴、AGAの進行具合などに応じて適切な服用量は変わってきます。
不安な方は事前に医師に相談するなどして服用量を決めましょう。

プロペシアやザガーロとの飲み合わせ

ミノキシジルと同じAGA治療薬として、プロペシア、ザガーロという医薬品があります。
これらを同時期に利用することで、より良い効果を生み出します。

プロペシアとザガーロは、AGA発症の原因を抑え込むことで治療します(下記参照)が、新しく髪の毛を生やす効果はほとんどありません。
一方、ミノキシジルは発毛効果を持っていますが、AGAの発症要因を食い止める効果はなく、根本的な解決には至りません。
そこで、それぞれの短所を互いに補い合うことで、より効果的にAGAを治療できるのです。

■補足:プロペシアとザガーロの効果
プロペシアとザガーロは基本的に、同様のアプローチでAGAを治療します。

そもそもAGA(男性型脱毛症)は、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの働きによって、髪の毛を作り出す毛母細胞が弱ってしまうことが原因で発症します。

DHTは最初から体内にあるわけではありません。
精巣から分泌されるテストステロンという男性ホルモンが、5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きでDHTに変換されてしまうのです。

プロペシアとザガーロには、この5αリダクターゼを抑制することで、弱った毛母細胞を回復させる効果があります。

ちなみに5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の二種類があります。
プロペシアはⅡ型にのみ作用するのに対し、ザガーロはⅠ型、Ⅱ型ともに対応しています。
そのためザガーロの方が比較的AGA治療の効果が高いのが特徴です。

ミノキシジルの注意点

医薬品には「飲み合わせてはいけない薬」と「飲み合わせに注意が必要な薬」が存在します。
前者を「併用禁忌」、後者を「併用注意」といいます。
これらを破ると、十分な効果が得られなかったり、思わぬ副作用が生じる恐れもあります。
では、ミノキシジルには「併用禁忌」「併用注意」とされる医薬品はあるのでしょうか。

併用禁忌

■外用薬(液体タイプ)
現在のところ、併用禁忌とされている医薬品はありません。

■内服薬(タブレットタイプ)
内服薬の併用禁忌として、以下の成分・医薬品が報告されています。
・降圧剤
・イブプロフェン(解熱剤・鎮痛剤に用いられる成分)
・ED治療薬(バイアグラなど)

上記はいずれも服用することで血管を拡張させ、血圧を低下させる作用があります。
ミノキシジルも同様に血管拡張効果があるため、併用すると急激に血圧が低下し、頭痛、めまい、動悸などの副作用が強く出る危険性があります。
上に挙げた3種類以外でも、血圧を低下させる作用のある医薬品は飲み合わせないようにしましょう。

併用注意

■外用薬
現在のところ、併用注意とされている医薬品はありません。

■内服薬
併用注意とされている医薬品は報告されていません。
しかし併用禁忌とされる医薬品がある以上、一概に「併用禁忌以外なら安全」とは言えません。
「この薬と飲み合わせても大丈夫?」と不安な方は、事前に医師と相談すると良いでしょう。

その他

その他の注意点として、「初期脱毛」が挙げられます。
ミノキシジルの使用を始めた初期段階で、一時的に抜け毛が多くなることがあります。
この現象を「初期脱毛」と呼びます。
これはミノキシジルのせいで悪化したわけではなく、むしろ薬効が正常に表れている証拠です。

ミノキシジルを使い始めると、毛母細胞が活性化し、発毛が加速していきます。
するとAGAの症状で痩せ衰えていた髪の毛が、新しい髪の毛に押し出されて抜け落ちます。
このように、ミノキシジルの効果によって生え変わりに近い現象が起こるため、初期脱毛が起こるのです。

また、初期脱毛は決して使用者全員に起こるわけではありませんので、その点もご留意ください。

ミノキシジルの入手方法

ミノキシジルを手に入れる方法は主に3つあります
・病院処方
・ドラッグストア
・通販(個人輸入)

外用薬か内服薬か、また成分量がどれぐらいかによって入手方法は変わってきますので、注意しましょう。

病院処方

AGA治療の場合、病院は以下の2種類に分類されます。
・一般病院(皮膚科など)
・AGA専門クリニック

外用薬はどちらでも処方してもらえますが、内服薬は日本では未承認のため、一般病院では処方してもらえません。
一部のAGA専門クリニックでは取り扱っていますので、電話やメールで事前に確認してみるのが良いでしょう。

病院処方のメリットは、安全性が高いことです。
ミノキシジルは効果が高い反面、使用する量や方法を間違えると、予期せぬ副作用を招きかねません。
また種類も多岐にわたるため、どれを使えばいいのか迷う方も多いでしょう。
そのような時、病院でしたら医師が患者の状況を見て、最も適切な種類を選んでくれます。
また用法・用量などの指導も同時にしてくれますので、初めての方でも安心して使用することができます。

デメリットは治療費が高いことです。
AGA治療は保険適用外です。
そのため場合によっては20000円以上の高額な治療費を実費負担しなければなりません。
「診断はいらないから薬だけ欲しい」という方は、ドラッグストアや通販で購入するのも一つの手でしょう。

ドラッグストア

ミノキシジル配合量5%以下の外用薬は一般用医薬品に分類されるため、ドラッグストアでも買うことができます。

メリットはもちろん、治療費がかからない分、病院処方より安く手に入ることです。
また、病院のように予約が必要だったり診療時間を気にする必要がありません。

デメリットは必ずしもすぐに手に入るとは限らないことです。
第1類医薬品に分類されるミノキシジルは、購入する際に薬剤師から説明を受けたり、書面を取り交わす義務があります。
そのため薬剤師がいない時間帯ではミノキシジルを購入することはできません。

また中にはミノキシジル自体を扱っていないドラッグストアもあります。
欲しい時にすぐ入手できるかどうかは、運任せの部分が多いです。

通販(個人輸入)

通販は、国内通販サイトと海外通販サイトのどちらかを利用することになります。

国内通販サイトで購入できるのはミノキシジル配合量5%以下の外用薬のみです。

それ以外のミノキシジル(内服薬、配合量6%以上の外用薬)は、海外通販サイトを利用して個人輸入という形で取り寄せることになります。

個人輸入とは、外国の製品を海外の通販サイトやメーカーなどから直接購入することを言います。
個人で使用することを目的としており、購入品を許可なく第三者へ譲渡・売却することは禁じられています。

このような通販(個人輸入)のメリットは、日本で未承認の医薬品を購入できることです。
ミノキシジルにおいては内服薬や配合量6%以上の外用薬はもちろん、ジェネリック医薬品も購入できます。
ジェネリック医薬品は先発薬(新薬)と同一の主成分を持ちながら、先発薬よりお手頃な価格で販売されている医薬品です。
こうしたジェネリック医薬品は、海外で広く流通している場合が多く、個人輸入利用者には重宝されています。

しかし通販サイトの中には、偽物を売りつけて利益を得る悪質なサイトも存在します。
これが海外の通販サイトのデメリットです。
利用者は注文した商品が届くまで、それが偽物かどうか分かりません。
たとえ偽物と気付いても、返品・返金等の補償は認められず、泣き寝入りするしかありません。
また万が一偽物を服用して体調が悪化した場合も、自己責任のため、病院でまともな処置を受けられない場合があります。

悪質なサイトに騙されないよう、事前に「(サイトの名前) 評判」などで検索し、口コミを確認するのも一つの手です。

ミノキシジルのジェネリック

ミノキシジルには、外用薬(液体タイプ)、内服薬(錠剤タイプ)ともにジェネリック医薬品が存在します。
ジェネリック医薬品は先発薬(新薬)と同一の主成分を持っていながら、先発薬の半額ほどの値段で購入できます。
AGA治療にお金をあまり使いたくない方は、ジェネリック医薬品を検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみにクリニック処方時の外用薬、内服薬の価格は以下の通りです。

■外用薬(%はミノキシジル配合比率)
5%(60ml)……1本あたり6000円~7000円

■内服薬(mgはミノキシジルの成分量)
2.5mg……1錠あたり約150円

Noxidil

ミノキシジルの内服薬のジェネリックです。
タイの製薬会社T.O.Pharma社が製造販売しています。
成分含有量5mgのタブレットタイプで、価格は1錠あたり約31円です。

ミノクソール

ミノクソールには内服薬と外用薬の2種類があります。
メーカーはプロペシアジェネリックのフィナクスも手掛けるインドの製薬会社レクメズ社です。

■内服薬の価格
5mg:31円/錠

■外用薬の価格
10%:41円/包(1mlごとに梱包されているタイプ)

ツゲイン

外用薬のジェネリックです。
インドの製薬会社シプラ社が製造販売しています。
シプラ社はプロペシアジェネリックとして有名なフィンペシアなども手掛けているメーカーです。

通常のミノキシジル外用薬が5%配合なのに対し、ツゲインは10%配合されています。
価格は1本あたり3240円です。

カークランド

カークランドとは、日本でも有名な大型激安スーパー・コストコのプライベートブランド名です。
つまりコストコで販売されているミノキシジルジェネリックです。

価格は5%配合で、1本あたり約1630円。

液体タイプと、泡状のタイプがあり、泡状の方が使いやすいとの声があります。
しかし泡状のタイプは500円ほど割高ですので、初めての場合は液体タイプから始めた方が良いでしょう。