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ザガーロの効果や副作用は?ジェネリックやプロペシアとの違いもご紹介

ザガーロとは

ザガーロとは、イギリスの製薬会社GSK社が製造販売しているAGA治療薬です。
デュタステリドを主成分としており、同じAGA治療薬であるプロペシア同様、5αリダクターゼ阻害作用があります。

ザガーロの効果

ザガーロは、AGAの発症要因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑制することで、薄毛と脱毛の進行を抑える効果があります。

そもそもDHTとは、精巣より分泌されたテストステロンという男性ホルモンが、5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きによって変化したものです。
この酵素の変換機能によって生み出されたDHTが、髪の毛を生成する毛母細胞の受容体と結合することで、頭髪の軟毛化(毛が痩せ細ること)を誘発。
これが薄毛と脱毛の原因となります。

つまりザガーロは、DHTを生み出す根源である5αリダクターゼを阻害することで、間接的にAGA治療を行うのです。

ちなみに5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、ザガーロはⅠ型Ⅱ型両方に対応しています。

ザガーロの特徴

ザガーロは、AGAの発症を引き起こす物質であるDHTの産生を抑える効果を持ちます。
これと同じ効果を持つAGA治療薬として、プロペシアという薬もあります。
ザガーロの特徴は、このプロペシアと比べて治療の範囲が広いことです。

「ザガーロの効果」で説明した通り、DHTは5αリダクターゼという酵素の働きで生み出されます。
この5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、それぞれ存在する場所が異なります。
■Ⅰ型
側頭部、後頭部をはじめ、全身の毛乳頭細胞(髪の毛を生成する細胞)に存在
■Ⅱ型
前頭部や頭頂部に多く存在

プロペシアはこの内のⅡ型にだけ作用するのに対し、ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方に対応します。
そのためザガーロはプロペシアより効果が高く、頭髪を包括的に治療できるのが特徴です。

ザガーロの副作用

2010年初めの臨床試験によると、ザガーロ服用者が副作用を引き起こす確率は17.1%(557例中95件)との結果が出ました。
同じ作用機序(薬が治療効果を及ぼすメカニズム)を持つAGA治療薬プロペシアの0.5%(943例中5件)と比べると、大きい数字です。

ザガーロの副作用として一番多く報告されているのが、性機能の低下です

性機能の低下とは、具体的には性欲減退、勃起不全などが挙げられます。
ザガーロは男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)の数を減少させることでAGAを治療します。
その男性ホルモン減少の弊害として、勃起不全や性欲減少が起こるとされています。

しかし性欲の亢進はDHTだけでなくテストステロンという男性ホルモンも関与しています。
また、このテストステロンは勃起機能の向上にも影響を与えています。
ザガーロの作用でテストステロンの数は減少しませんので、このことからザガーロと性機能の低下に関連性はないとする説もあります。

ザガーロの飲み方

ザガーロは1日1カプセル、毎日飲み続けることが大切です。
ザガーロは食前と食後とで効果に差はないため、服用のタイミングは自由に決められます。
ただし24時間おきに飲むことが望ましいため、習慣づけるという意味でも、毎日同じ時間に飲むのがオススメです。

効果が出る時期には個人差がありますが、最低半年は飲み続けることが必要です。

またザガーロは半減期(薬の成分の血中濃度が半分に減るまでの時間)が3~4週間と長いのが特徴です(同じAGA治療薬プロペシアの半減期は3~4時間)
そのため効果が出ないからと一気に2つ以上飲んでしまうと、血中濃度が一気に上昇し、思わぬ副作用を招く恐れがあります。

効果が出るには時間がかかりますが、焦らず毎日決められた量を服用するようにしましょう。

ミノキシジルとの飲み合わせ

ミノキシジルとは、血行促進と毛母細胞の活性化により増毛を促すAGA治療薬です。
ザガーロはこのミノキシジルと飲み合わせることで、より効率的に薄毛と脱毛を治療することができます。

そもそもザガーロにはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑制する効果はありますが、直接的な発毛効果は持っておりません。
またミノキシジルは血管拡張効果などにより発毛を促進することはできますが、DHT抑制効果はないため、根本的な解決にはなりません。

つまりこの2種類の治療薬を掛け合わせることで、相互に欠点を補いながら効率的に治療を行うことができるのです。

ちなみにミノキシジルには内服薬(タブレット)と外用薬(ローション)の2種類があります。
外用薬としては大正製薬「リアップ」などが有名です。
内服薬については日本国内では未承認のため、入手するにはAGA専門クリニックで処方してもらうか、海外から個人輸入という形で取り寄せる必要があります。

ザガーロの注意点

ザガーロは半減期(体内の成分の血中濃度が半分に減るまでの時間)が2~3週間と長いため、他のAGA治療薬より強い効果を発揮します。
しかしその分、服用の仕方を間違えると、自身の健康に害を及ぼす恐れがあります。
特に気を付けるべきなのは、「併用禁忌」「併用注意」とされる薬です。

併用禁忌

併用禁忌とは、「飲み合わせてはいけない薬」のことです。
これを破ると、効果が相殺されたり、逆に薬効が強まり思わぬ副作用を招くリスクがあります。

幸いザガーロには併用禁忌とされる薬はありません。
ですが次に気を付けなければいけないのが、「併用注意」の薬です。

併用注意

併用禁忌よりは危険性が下がりますが、それでも飲み合わせる際には慎重になる必要のある薬を「併用注意」と言います。
ザガーロの併用注意として挙げられるのが、CYP3A4阻害作用を持った薬です。

CYP3A4とは肝臓の代謝機能を担う酵素のひとつです。
ザガーロもこのCYP3A4の機能によって分解され血液に送り込まれます。
その機能がCYP3A4阻害作用によって正常に動かなくなると、うまく分解されず血中濃度が上昇します。
その結果、腎機能の低下など副作用を招くことがあります。

CYP3A4阻害作用を持った薬には、水虫やカンジダの治療薬であるケトコナゾールなどがあります。

どうしても飲み合わせなければならない場合には、事前に医師に相談して判断を仰ぐようにしましょう。

その他

ザガーロは以下に当てはまる人については、服用または接触自体が禁止されています。
・未成年
・女性(妊婦、授乳中)

■未成年
ザガーロの未成年の服用は、未だ安全性が確立されておりません。
またザガーロのDHT抑制作用は男性器の発達を阻害する恐れがあります。
そのため男性器の未発達な男児等が誤って飲み込まないよう、保管場所には注意するようにしましょう。

■女性(妊婦、授乳中)
ザガーロは男性のAGAに効果を発揮するため、そもそも女性には効果がないとされています。
それに加え、上述したようにザガーロは男性器の発達に悪影響を及ぼす危険があります。
仮に男の子を妊娠している女性がザガーロに触れると、成分が皮膚から吸収され、胎児に影響を及ぼす可能性があります。
また授乳中の場合も母乳から乳児に行き渡る恐れがあるので、取り扱いには細心の注意が必要です。

ザガーロの入手方法

ザガーロは医療用医薬品のため、ドラッグストアでは購入できません。
入手するには、以下の方法をとる必要があります。
・皮膚科やクリニックなどで処方してもらう
・通販サイトで海外から取り寄せる(個人輸入)

病院処方

ザガーロは一般病院の皮膚科や、AGA専門クリニックに通院することで入手可能です。

病院処方のメリットは、安全性が高いことです。
患者にザガーロを処方するか否かの判断は、基本的に医師の裁量で決められます。
診察を行い、「この患者になら処方しても大丈夫」と医師が判断した場合のみ、ザガーロは処方されます。
そのため安全性が確立されているのが利点です。

デメリットは、治療費がかかることです。
特にAGA治療薬は保険適用外のため、受診しようとすれば薬代と治療費を含めて20000円前後、必要となる場合があります。

リスクヘッジを考えれば安い出費かもしれませんが、中には「診断はいらないから薬だけ欲しい」という方もいるかもしれません。
その場合は海外の通販サイトを利用してみてはいかがでしょうか。

通販(個人輸入)

日本では病院でしか処方されない薬も、海外では市販薬として売られている場合があります。
そのような薬は現地で購入するか、通販サイトから個人輸入という形で取り寄せることができます。

個人輸入とは、外国の製品を個人が海外のメーカーや小売店などから直接購入することです。
個人だけで輸入を行おうとすると、現地の言葉で取引したり通関で手続きしたりと、煩雑かつ専門的な作業が必要になります。
ですので大抵の場合は輸入代行業者を仲介して商品を取り寄せることになります。

通販のメリットは治療費がかからないことです。
また日本では未承認のジェネリック医薬品も購入できるため、お金をかけずに治療したいという方にはオススメです。

かたやデメリットとして挙げられるのが、偽造品の存在です。
通販サイトの中には、本物と称して成分が全く含まれていなかったり、余計な成分が含まれている偽造品を売りつける業者が存在します。
そのような悪質な業者に騙されたとしても、購入者の自己責任という扱いになり、返品や返金を受け付けてもらえないケースがあります。

安全性とコストパフォーマンス、どちらを優先すべきか、よく考えて選択するようにしましょう。

ザガーロのジェネリック

ジェネリックとは、先発薬(新薬)とほとんど同じ成分・効果を持ちながら、先発薬より安価で販売されている医薬品です。

病院で処方されるザガーロは1錠あたり333円と高価です。
しかしジェネリック医薬品を選ぶことで、5分の1程度の価格で購入することができます。

デュタステリド錠

デュタステリドとはザガーロに含まれる主成分の名前です。
デュタステリド錠は国内の製薬会社が製造販売するジェネリック医薬品です。
多くのメーカーが手掛けており、主な種類は以下の通りです。
・デュタステリドカプセルAV「サワイ」(沢井製薬株式会社)
・デュタステリドカプセル0.5mgAV「トーワ」(東和薬品株式会社)
・デュタステリド錠0.5mgAV「NS」(日本ケミファ株式会社) など

いずれも2020年2月に製造販売承認を取得しておりますが、販売開始日や価格は未だ発表されていません(2020年4月現在)。
また先発薬同様、デュタステリド錠も病院処方のみと予想されます。

デュタス

製造販売メーカーはインドの製薬会社Dr’s Reddy’s Laboratoriesです。
2011年に日本の富士フィルムと業務提携を結んだ実績もあるため、信頼性の高い会社です。
価格は1カプセルあたり84円です。

デュタボルブ

フィリピンの製薬会社ロイドラボラトリーズ社が製造販売しています。
同社は同じAGA治療薬プロペシアのジェネリック医薬品や、ミノキシジルの内服薬も手掛けています。
価格は1カプセルあたり84円です。
1箱30カプセルから販売されているので、お試し感覚で購入ができます。

ベルトリド

インドの製薬会社インタス社(Intas Pharmaceuticals)が製造販売しています。

他のジェネリック医薬品とは違い、ベルトリドは錠剤タイプです。
錠剤なのでピルカッターで分割でき、1回あたりの服用量を変えることができます。
主成分デュタステリドは一日0.1mgの摂取量で十分効果があるため、分割することでよりコストパフォーマンスが良くなります。

デュプロスト

インドに拠点を置くシプラ社が製造販売しています。
シプラ社は人気プロペシアジェネリックのひとつ、フィンペシアも手掛ける大手製薬会社です。
価格は1錠あたり72円です。

デュタプロス

トルコの製薬会社コカックファルマが製造販売しています。
価格は1錠あたり68円です。

以上のように各国からザガーロのジェネリックは製造販売されています。