
「ハゲは遺伝する」「ラーメンを食べ過ぎるとハゲる」「性欲が強いとハゲる」「白髪の人はハゲない」などなど…
今回は薄毛男性が気になる、薄毛に関するウワサ・迷信・都市伝説についてまとめてQ&A方式で解説していきたいと思
います。
こういったウワサは「本当」とは言い切れないものが多いと思いきや、あながち「ウソ」とは限らないことも多数あるんです。
薄毛を気にする男性なら気になる”ウワサ・迷信・都市伝説”についてひとつずつ真相を確認していきましょう。
目次
Q.「ハゲは遺伝する」は本当?
A.本当!迷信ではない事実。ただし100%ではない。
AGA=男性型脱毛症は主に、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンが原因で起こります。
髪の毛はひとつの毛穴から生え、成長し、自然に抜け落ち、そしてまた生えてくるというヘアサイクルがあります。
DHTはヘアサイクルを乱し、長く太く成長する前の髪の毛を抜いてしまうのです。
DHTは別の男性ホルモンである「テストステロン」によって作られます。
「5αリダクターゼ」という体内にある酵素によってテストステロンからDHTに変わるのです。
この5αリダクターゼをどれくらい持っているか、どれくらい発現するのかは遺伝的要因によって決まります。
このようにAGAは遺伝的要因が原因になるのです。
そのため「ハゲは遺伝する」は本当だといえます。
ただし、薄毛の原因は必ずしも遺伝であるとは限りません。
親がフサフサでも、子どもが薄毛になるケースもあります。
遺伝的要因の場合は、AGA治療が有効です。
抜け毛が気になってきたら、AGA治療薬をオススメします。
「ハゲは遺伝する」の真相
Q.「ラーメンを食べすぎるとハゲる」は本当?
A.言い過ぎだけど「ウソ」とも言い切れない△
ラーメンが薄毛的によくない…薄毛を気にしていない人はこの説を知らない人も多いかと思います。
しかし薄毛を気にして色々な情報を集めている男性は、この説を聞いたことがある人も多いのでは?
これに関しては、ウソとは言い切れない、どちらかといえば本当です。
AGAは生活習慣の乱れで発症することもあります。
なかでも、食事は重要です。
薄毛対策としては栄養バランスのよい食事を心がけることが必要です。
お察しの通り、ラーメンは塩分・糖質・脂肪分が多いですよね。
塩分・糖質・脂肪分の摂りすぎは血流が悪くなる原因になります。
そして血流が悪くなれば、頭皮に栄養がいきわたらず、薄毛の要因になるのです。
栄養バランスについてはラーメンに限ったことではないですが、ラーメンを週に何度も食べたり、お酒の締めでラーメンを食べる習慣があったりする人は、薄毛リスクを高めているといえるでしょう。
ラーメン禁止とまでは言いませんが、食べる頻度やラーメンを食べる前後の栄養バランスに気をつけるとよいでしょう。
「ラーメンを食べすぎるとハゲる」の真相
Q.「毛深いとハゲやすい」は本当?
A.どちらともいえない△
少々ややこしいのですが、まず、体毛が薄くてもAGAになる可能性はあります。
ただ、毛深さが関係ないとは言い切れません。
体毛の濃さは遺伝で決まります。
ヒゲや体毛も男性ホルモン「テストステロン」の働きで発毛します。
前述の通り、AGAはテストステロンが5αリダクターゼによって変化したジヒドロテストステロン(DHT)が原因で発症します。
このDHTは、髪の毛以外の体毛は抜くどころか育てるという働きがあるのです。
それゆえ「体毛が濃いとハゲやすい」という説が生まれたという見方ができます。
ただし5αリダクターゼが多く活性であればDHTは多くなり、体毛が薄くてもAGA発症の可能性は高いです。
「毛深いとハゲやすい」の真相
Q.「性欲が強い人はハゲやすい」は本当?
A.これはウソ×
「ハゲは絶倫」などと聞くことがありますが、これは医学的に証明されていません。
AGAの原因が男性ホルモンの一種であるため生まれた偏見かと思われます。
性欲が強い人は「テストステロン」という男性ホルモンの分泌量が多いのです。
前述の通り、AGAの原因になるDHTとは別のホルモンです。
性欲に関係する「テストステロン(男性ホルモン)」が多いから薄毛になるワケではないのです。
つまり、性欲の強さと薄毛に因果関係はありません。
「性欲が強い人はハゲやすい」の真相
Q.「タバコを吸うとハゲる」は本当?
A.本当!原因になる可能性は十分あり〇
タバコを吸ってもフサフサな人はいますが、喫煙は薄毛の原因になる可能性があります。
抜け毛を防ぐ、薄毛を改善するためには、頭皮の血行を良くすることが重要です。
タバコを吸うと、ニコチンや一酸化炭素の作用で血管が収縮し、血流・血行が悪くなってしまいます。
血の巡りが悪くなると、髪の毛を作り出す細胞(毛母細胞)に必要な栄養が届きにくくなります。
その結果、髪の毛が細くなり、ヘアサイクルも乱れ、抜け毛が増えて薄毛を進行させてしまうのです。
また、タバコを吸うと大量に発生する活性酸素も薄毛につながる可能性があります。
活性酸素が髪の毛を作り出すための細胞分裂を邪魔してしまい、新しい髪の毛が生えにくくするのです。
こういった喫煙による影響は、タバコを吸う人だけでなく、副流煙を吸ってしまう人にも及びます。
むしろ、直接タバコを吸うよりも副流煙の方がニコチンも一酸化炭素も多く含むと言われています。
タバコは吸う本人だけでなく、副流煙だけでも薄毛に影響があるということを覚えておきましょう。
薄毛以外の健康面を見ても、喫煙は自分にとっても周りの人にとっても「百害あって一利なし」と思って間違いないでしょう。
薄毛以外にも。発がんリスク、老化リスク、肌などへのダメージリスクが大きいことは確かです。
「タバコを吸うとハゲる」の真相
Q.「白髪の人はハゲない」は本当?
A.これはウソ×
老化によって頭髪が薄毛になるのではなく、白髪になる人はハゲないという俗説があります。
これについてはウソと言ってよいでしょう。
道行く人を見てみても、白髪が多い薄毛の人を見かけるのは珍しくないですよね。
黒髪の人と比べると白髪の人のほうが薄毛が目立ちにくいため、この説が生まれたのかもしれません。
髪の毛の色は「メラノサイト」という色素形成細胞で作られる「メラニン色素」で決まります。
毛根にある毛母細胞から髪の毛が作られるときに、メラノサイトがメラニン色素を届けて髪の色になっていくのです。
加齢などが原因でメラノサイトがうまく働かなくなってくるとメラニン色素が減り、白髪になります。
これはAGAとは関係ありません。
ただし注意すべきことは、生活習慣の乱れで白髪が増えることもあるということです。
生活習慣の乱れは薄毛の原因にもなるので、白髪と薄毛のどちらも進行する可能性があります。
どちらの予防のためにも、偏った食事や睡眠不足、ストレスの溜めすぎには注意が必要です。
「白髪の人はハゲない」の真相
Q.「細い髪の人はハゲる」は本当?
A.これはウソ×
私の友人は昔から髪の毛が細く猫っ毛で、よく「お前将来ハゲるよ」などとからかわれていました。
時は経ち…彼はフサフサなまま、私はAGA治療を続けています。
生まれ持った髪質で将来ハゲるかどうかはわかりません。
生まれつき髪の毛が細いからといって将来ハゲるとは限らないのです。
ただし、髪質の変化には注意が必要です。
ハリやコシがあり太かった髪の毛が柔らかく、なんだか細くなってきた…?
そういった変化は、薄毛になる前兆かもしれません。
「細い髪の毛の人はハゲる」の真相
Q.「ワカメを食べると髪が増える」は本当?
A.ウソ× 栄養バランスが大事
ワカメばっかり食べても髪の毛を増やせません。
昔から「髪にはワカメがいい」といいますよね。
私の薄い頭を見て「ワカメ食べた方がいいよ」とご丁寧に勧めてくれる方もいました。
しかし、ワカメだけを食べて髪の毛を生やすことはできません。
髪の毛を形成するほとんどの成分は「ケラチン」というタンパク質です。
海藻類はこのケラチンを作るために必要なミネラル「亜鉛」、代謝を促進するビタミン、髪の毛を健康に育てるカルシウムなどが豊富に含まれています。
そのため決して食べたらいけない食べ物ではなく、髪に良い影響を与えてくれる可能性はあります。
ただし、「ラーメンを食べすぎるとハゲる」は本当?の箇所でもお話ししましたが、食事面で薄毛対策を考える上で大切なのは、栄養バランスです。
ワカメを含む海藻類は、他の食べ物と同じように育毛や健康のため必要な栄養素のひとつといえるでしょう。
もしも本気でAGAを考えるなら、栄養バランスも大事ですが、AGA治療がオススメです。
「ワカメを食べると髪が増える」の真相
ウワサに惑わされず正しく薄毛対策を
髪の毛に関するウワサ・迷信・都市伝説は、色々ありますね。
AGAを気にするのであれば、こういったウワサに惑わされず、原因を知ってしっかり対策していくことが重要です。
薄毛が気になってきたら、AGA治療薬を検討してみてはいかがでしょうか。