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抗生物質「ミノマイシン」はニキビ治療に人気あり?特徴・効果・副作用は

ミノマイシンとは

ミノマイシンとは抗生物質のひとつで、主成分は「ミノマイシン」といいます。
現在、先発薬はアメリカに本社を置くファイザー社が製造しています。

抗生物質には様々な種類がありますが、ミノマイシンは「テトラサイクリン系」に分類される抗生物質です。
1960年代当時アメリカにあったレダリーという研究所が天然テトラサイクリンから半合成させ作りました。

ミノマイシンの効果

ミノマイシンは抗生物質なので、細菌の増殖を抑える効果があります。

ミノマイシンをはじめとするとするテトラサイクリン系の抗生物質は、ジスロマックなどのマクロライド抗生物質とともに、「蛋白合成阻害薬」に分類されます。
病原菌は体内に入り込み、増殖して炎症を起こし感染症を発症させますが、蛋白合成阻害薬は細菌が増殖するのに必要なタンパク質合成を阻害する働きをします。
それによって細菌の発育や増殖を抑え、抗菌作用を示すのです。

ミノマイシンは様々な細菌に有効なため、泌尿器科・婦人科・耳鼻咽喉科・皮膚科・呼吸器科・歯科など各科の感染症治療に使われています。
とくに多いのはクラミジアやライム病、皮膚感染症、ニキビ治療等です。
また、正式に適応症とはされていないリウマチの治療なども使われることがあります。

ミノマイシンの特徴

ミノマイシンは、比較的抗菌力が強く、耐性菌が少ないという特徴があります。

耐性菌とは従来有効であった抗生物質に耐性がつき、薬が効かなくなった細菌のことです。
耐性菌は用法・用量を守らず抗生物質を服用することなどが原因で生まれます。
ミノマイシンも比較的耐性菌はできやすいですが、レンサ球菌や大腸菌、耐性ブドウ球菌など他のテトラサイクリン系に対する耐性菌にも有効である場合があります。

テトラサイクリン系抗生物質は一般的に細菌を抑える「静菌作用」がありますが、高濃度では細菌を死滅させる「殺菌作用」を示します。
また、細菌によっては高濃度でなく臨床用量であっても殺菌作用を示します。

剤形はカプセル、錠剤、顆粒で販売されています。

ミノマイシンの副作用

吐き気や食欲不振、不快感など、胃腸に関するものや、頭痛やめまいの症状は比較的よくみられる副作用です。
その他、滅多にないものの起こる可能性がある副作用はこちら。

  • 急性腎不全
  • 大腸炎
  • 動脈炎、血管炎による発熱、倦怠感、体重減少、関節痛、皮膚異常
  • 黄疸などの肝障害
  • 発疹、水ぶくれ、皮が向ける、かゆみが出る、口がただれるなど重い皮膚・粘膜障害
  • アナフィラキシーショックによる呼吸困難、意識障害、蕁麻疹、血圧低下、発赤、喉や顔の腫れ、冷や汗、手足のしびれ

腎障害や肝障害、食道通過障害がある人は副作用が強く出やすいので注意が必要です。

ミノマイシンの飲み方

  • 最初に飲む時…ミノサイクリンとして、100~200㎎(力価)を経口服用(薬を飲むこと)
  • 2回目以降…12時間ごと、もしくは24時間ごとに100㎎(力価)を経口服用(初回服用時からカウント)

飲み方は年齢や体重、症状によって多少違いますが、通常はこのような飲み方になります。
予定の時間に飲み忘れてしまった場合はできるだけ早く服用する必要がありますが、すでに時間が経ち次の服用時間に近い場合は1回分飛ばしてください。
1度に2回分服用することはNGです。

食道に停滞すると潰瘍を起こすことがあります。
服用する際は水を多めに飲みましょう。
また、牛乳や乳製品とは一緒に飲まないでください。薬の吸収が悪くなります。
乳製品とミノマイシンは少なくとも2時間は間隔を空けて飲みましょう。

ミノマイシンの注意点

ミノマイシンを服用する際は飲み合わせや自身の体質などに注意が必要です。

併用禁忌

ミノマイシンと併用する場合注意が必要な薬はありますが、現時点で併用を禁忌としている薬はありません。
ただし、過去に主成分ミノサイクリンで過敏症を起こした経験がある人は服用禁忌となります。

併用注意

下記の薬をミノマイシンと併用する際は注意が必要です。

  • 鉄材やカルシウム・アルミニウム・マグネシウムを含む胃腸薬、高リン血症治療薬のランタンなど

…併用するとミノマイシンの効果が落ちてしまいます。
 2~4時間程度服用間隔を空ければどちらも飲むことができます。

  • ワルファリンカリウムなどの抗凝血剤、リウマチの知用薬メトトレキサート、強心剤のジゴキシン

…併用するとミノマイシンが他の薬の作用を増強する恐れがあります。
 ジゴキシンでは中毒症状が出ることもあるので注意が必要です。

  • スルホニル尿素血糖降下薬

…併用すると血糖降下作用が増強する可能性があります。

  • 光線力学的療法用剤のポルフィマーナトリウム

…併用すれば光線過敏症を起こす恐れがあります。

  • 経口避妊薬

…併用すると黄体・卵胞ホルモン配合剤の効果が弱まったり不正出血が起こったりする恐れがあります。

  • ビタミンAや類似薬

…併用すれば頭蓋内圧症状があらわれることがあります。

その他

薬の併用以外の注意事項です。

  • ・テトラサイクリン系抗生物質は妊娠中や授乳中は服用を避けるべきとされています。

妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある場合は服用しないでください。 もしくは服用前に医師に相談してください。

  • 服用期間中は同じ時間(12時間もしくは24時間ごと)にきちんと服用することを続けましょう。
  • 日によって飛ばしたり途中でやめると、かえって症状が悪化したり治りにくくなります。

    • 通常3~4日ほどで症状が軽減してきます。

    効果が感じられなかったり、悪化してしまう場合は薬が合っていない可能性があります。病院で診てもらったほうがよいかもしれません。

    • 重い副作用ではめまいや意識障害が起こる可能性があります。車の運転や高所での作用など注意力が必要な作業には注意が必要です。

    ミノマイシンの入手方法

    ミノマイシンの入手方法は「病院処方」もしくは「通販(個人輸入)」になります。
    医薬品は通常病院へ行き医師に処方してもって購入しますが、実は個人輸入扱いで通販することは法律で許可されているのです。

    病院処方と通販のメリット・デメリットはそれぞれどのようなことが想定できるでしょうか。

    病院処方

    病院処方は病院へ行き、診察を受けた医師に処方箋を出してもらい、調剤薬局で薬を受け取るという方法です。
    つまり薬をもらうまでに、病院で医師やスタッフの方に病状を説明し、調剤薬局でも対面してその話をする必要があります。
    クラミジアなどの性病治療の場合は特に、このことについてネガティブな気持ちを持つ人も少なくありません。
    メリット・デメリットとして、このようなことが想定されます。

    病院処方のメリット

    • 医師に診てもらえる
    • 医師に相談ができる
    • 薬について自分で責任を持って調べることが必須ではない

    病院処方のデメリット

    • 病状などについて医師に説明する必要がある
    • 時間を作る必要がある(通院の時間・病院での待ち時間・薬局での待ち時間等)
    • 費用が高額になることがある

    通販(個人輸入)

    ミノマイシンは医薬品なので、本来通販することはできません。

    しかし海外の薬は前述の通り、条件さえ守れば個人輸入扱いで通販で購入することが可能と法律で許可されています。
    条件とは「規定内の量であること」と「個人が使用する目的」の2つです。

    個人輸入と聞くと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、個人輸入代行サイトを利用すれば簡単に通販を利用できます。
    通販の流れは楽天やAmazon等の通販サイトとほぼ同じです。

    メリット・デメリットとしては、このようなことが想定されます。

    通販(個人輸入)のメリット

    • プライバシーを守って薬を購入できる
    • 24時間いつでも購入できる
    • 費用が安く済むことが多い

    通販(個人輸入)のデメリット

    • 何かあっても自己責任である
    • 薬について自分でよく調べる必要がある
    • サイトが良質でない可能性がある

    通販を利用する際は、薬については自己責任になるのでサイトや薬の作用・副作用などをよく調べる必要があります。
    病院に行く時間をなかなか作れない人や、医師を含む他人に病気について話したくない人は特にそれをする価値があると言えそうです。

    ミノマイシンのジェネリック

    ファイザー社製造の先発薬「ミノマイシン」と同じ有効成分で、効能・効果も同じジェネリック医薬品が数種類販売されています。
    最後に通販で購入できる3つのミノマイシンのジェネリック医薬品について簡単にご紹介します。

    ディヴァイン

    ディヴァインはインドのシプラ社が開発したミノマイシンのジェネリック医薬品です。
    黄土色に近い茶色の丸い錠剤がパッケージされています。

    お薬なびでは50㎎と100㎎の2種類が、それぞれ内容量3パターンで販売しています。

    【用量と販売価格】

    50㎎×10錠タイプ:1箱1420円
    50㎎×30錠タイプ:1箱3830円
    50㎎×50錠タイプ:1箱5680円

    100㎎×10錠タイプ:1箱1800円
    100㎎×30錠タイプ:1箱4860円
    100㎎×50錠タイプ:1箱7200エン

    AKAMIN

    AKAMINはアメリカに本拠地があるマイラン社が開発したミノマイシンのジェネリック医薬品です。
    黄土色に近い色の錠剤が白いボトルの中に入っているデザインとなっています。

    お薬なびでは1錠50㎎の錠剤が60錠入りと120錠入りが販売されています。

    【用量と販売価格】

    50㎎×60錠タイプ:1瓶2850円
    50錠×120錠タイプ:1瓶5130円

    ミノマイシン

    ここで紹介する「ミノマイシン」はカナダの製薬会社Apotex社が開発した、先発薬と同じ「ミノマイシン」という名称のジェネリック医薬品です。
    「アポミノサイクリン」とも呼ばれます。
    剤形は青色とオレンジ色2色のカプセルです。

    お薬なびで販売されているのは100㎎×100錠の1種類です。
    ミノマイシンのジェネリックはニキビ治療のために常備薬として使っている人も多く、内容量が多いタイプの需要は高いようです。

    【用量と販売価格】

    100㎎×100錠タイプ:1瓶14250円